山梨大学工学部の桑原哲夫教授をお迎えし,6年生を対象に「未来の科学者訪問セミナー」が行われました。
テーマは「水溶液でエンターテイメント ~水溶液の性質と自然界の水溶液」です。ちょうど6年生は今,理科で水溶液の学習をしている最中で,まさにタイムリーな機会となりました。
まず初めに,実験からスタート。ビーカーに入った液体にある試薬を注ぐことで,液体が黄色くなったり赤くなったり!?「わっ」と歓声が上がり,子どもたちは一気に化学の世界に引き込まれました。
水は地球を循環していること,私たちはその一部を利用して生活していること,そして私たち自身の体も60%が水でできていること。さらには,水溶液には酸性・中性・アルカリ性の性質があり,最初の実験もその性質を利用したものであることなどを教えていただきました。
小学生にはちょっぴり難しい内容もありましたが,桑原先生の楽しくわかりやすい説明に,子どもたちは目を輝かせながら水溶液への理解を深めていました。
最後は,自分たちで「ルミノール反応」について実験をしました。一人一人が暗室に入り,瓶に入った液体をもう一方の液体に注ぎ入れると…,なんと液体がライトブルーに輝くではありませんか!?「やばい!」「すげー!」と,みんな大興奮でした。
今日のセミナーをきっかけに,子どもたちは改めて科学の面白さに気づくことができたようでした。
桑原先生,そして研究室の照井さん,北条さん,茂木さん,貴重な学習の機会を,本当にありがとうございました。