3年生になると、児童会活動の中で委員会に所属するようになります。
先日の登校の際に、ある3年生の児童が、放送・体育委員会に所属したので、今日、はじめて給食メニュー紹介の放送をすると話していました。
歩きながら「緊張するなぁ」、「でも家で練習してきた」と言っていました。そこで、「何回くらい練習したの?」と尋ねると「10回くらい」と答えてくれました。
第4時限が終わり給食の準備が整うと、校内放送でメニュー紹介が流れてきました。
耳を澄まして聴いていると、緊張している様子が伝わりましたが、一生懸命に発表している姿が目に浮かびました。
はっきりとした声が聞こえ、堂々として、とてもわかりやすい発表でした。
初めての放送とはいえ、ただ1度の放送のために、事前に家で10回も練習してきた、その児童を誇りに思います。
放送終了後、その児童に会ったとき、思い通りにできなかったと残念がっていましたが、向上心あふれるその目は輝いていました。
後で知ったことですが、その児童は、言い間違えた時のことまで考えていたと言っていました。
努力は自分を必ず成長させてくれる、そのことを信じて、これからも地道に努力を積み重ねていってほしいと思います。